自宅葬について、しばしば世間で心配されがちなのが、マンションなど集合住宅で執り行う場合についてですね。
マンション内における棺桶の運び方や、自宅葬に最低限必要な部屋の面積の広さ、そして同じマンション内で暮らす住民さんへの対応のあり方など、事前にあれこれと確認するべき必要はあったりしますが、ほとんどのマンションの場合、大した問題なく自宅葬を執り行うことが可能であります。
まず、マンション内における棺桶の搬送方法についてですが、最近のマンション内のエレベーターには、特別大きなサイズのものをスムーズに運搬するためのハイテク設備がバッチリ整っているところが多く見受けられ、エレベーター奥の方に親切に設けられた扉を一時的に開けるなどの工夫をすれば、棺桶をちゃんとエレベーター内に納めることができたりしますね。
また、自宅葬で参列者様を招き入れるマンション内のお部屋の広さに関しては、六畳分の広さがマンション内のお部屋に最低限備わってさえいれば、世間一般的に祭壇を飾ることはできるといわれていますね。
ただし、自宅葬に参列する方々の人数次第によっては、マンション内にある六畳分のお部屋に参列者全員がぜんぜん入りきれないという恐れも十分にありますので、事前にご遺族様による十分な検証と検討が必要なわけであります。